プレスリリース

2003年5月8日

日本通信、定額ワイヤレス通信サービス「bモバイル」で、
みあこネットとの「無線LANローミングサービス」を開始
- 京都を中心とする約200エリアを6月10日より無料で利用可能に -


日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、定額ワイヤレス通信「bモバイル・サービス」のサービス強化の一環として、日本サスティナブル・コミュニティ・センター(以下SCCJ、本社:京都市中京区、代表理事:高木治夫)が京都市を中心に運営している公衆無線LANインターネット「みあこネット」を6月10日(火)よりbモバイル・ユーザーが無料で利用可能とします。

特定非営利活動(NPO)法人のSCCJが企画・運営する公衆無線LANインターネット「みあこ(Mobile Internet Access in KyotO)ネット」は「京都市民自らの手で京都市内に公衆無線インターネットの仕組みを作り上げ、京都を情報自由都市にしようという」意図に賛同した基地局オーナー、会員などにより創られた実験プロジェクトで、インターネットVPNの利用による確実な本人認証等、新技術を利用した接続サービスを無料提供しています。その技術的支援・運営には京都大学、京都高度技術研究所など、多くの機関のサポートを得ています。2002年4月の京都駅ビルを皮切りにサービスエリアを順次拡大中で、そのサービススポットは京都市を中心に約200箇所(2003年5月1日現在)に達しており、サービスは2003年12月まで行われる予定です。
bモバイル・ユーザーは、bモバイル固有のユーザー名・パスワードをそのま
ま認証に使うことにより利用可能です。利用に際しては面倒な手続きや追加の料金支払いも不要です。

日本通信は日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、DDIポケットのPHSパケット通信網を利用して2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を、また2001年12月からは「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人向けに同様のネットワークを利用して「定額・使い放題」のインターネット接続サービスの提供を行っています。
bモバイル・ユーザーの利便性を更に拡げるために、通信事業各社が提供するブロードバンド・ワイヤレス通信が可能な公衆無線LANサービスとの「無線LANローミングサービス」をNTTコミュニケーションズが全国で展開する「ホットスポット」を皮切りに、理経、JR東日本/日本テレコム、JR東海/NTT MEと推進しており、今回の「みあこネット」でローミング対象公衆無線LANは5社目となり、更にサービスエリアが拡大します。

日本通信は、各社の公衆無線LANサービスとの「無線LANローミングサービス」を今後も更に拡大していきます。また、マルチキャリア指向で3Gなどのブロードバンド対応も視野に入れています。
*bモバイルのPHSパケット通信サービスは、DDIポケットのパケット通信ネットワークを利用しています。理論値最高32kbps(下り)の通信を提供する電波を、電波状況や通信量により最大4波までを同時に利用するマルチリンク方式の通信方式と、独自のWebアクセラレーター/メールブースターを使用することで、100kbps超の体感速度(Usability)を実現しています。

【bモバイル・無線LANローミングサービス概要】
・サービス開始:2003年6月10日(火)より

・対象
●下記の「bモバイル・プリペイドサービス」の既存及び新規ユーザー
・U100/U100-6M:「1年間/6ヶ月インターネットつなぎ放題のワイヤレス通信料・インターネットアクセス料と専用PCタイプPHSカード」のパッケージ
・U100C/U100C-6M:「1年間/6ヶ月インターネットつなぎ放題のワイヤレス通信料・インターネットアクセス料と専用CFタイプPHSカード」のパッケージ
*BMH10-Jユーザー(プリペイドサービス)の方も対象です。また、U-MAILシリーズ・ユーザーの方は対象外です。
●「bモバイル・データサービス」法人ユーザー
・利用方法
追加の契約や手続きは必要ありません。bモバイルのユーザー名、パスワードをそのまま認証に使用可能です。

・料金:無料

・サービスエリア
京都駅ビル周辺、室町周辺、五条大橋周辺、鴨川西岸沿い、二条城、高台寺、京都大学、龍谷大学、佛教大学、京都全日空ホテル、祇園畑中など詳細・サービスエリアについては下記参照。
http://www.miako.net/area.html

・必要なハードウエア
IEEE802.11b(Wi-Fi準拠)の無線LANカードと無線LANに対応したPC。もしくは同無線LAN機能を内蔵したPC。
*PDAについては動作確認中です。利用が可能となった時点でホームページ等でアナウンスを致します。
*bモバイル・プリペイドサービスのパッケージ同梱のデータカードはPHSパケット通信専用ですので「無線LANローミングサービス」には利用できません。
*b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信株式会社の登録商標です。

*日本通信株式会社 会社概要 http://www.j-com.co.jp/prepaid/
代表者:三田 聖二(代表取締役社長)
資本金:15億円
設立 :1996年5月24日
事業内容:
●日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)
●法人向けセキュアイントラネット接続サービス、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービスなどを「bモバイル・データサービス」の名称で展開
●「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人向け「定額・使い放題サービス」を展開

※みあこネット www.miako.net
2002年5月10日より、京都府において無線基地局を設置し、IEEE802.11bの規格を利用した無線インターネット接続の実証実験を行っている。無線LANカードや無線LAN機能を内蔵したノートパソコンが必要ですが、みあこネットをご利用にあたっては無料で実験に参加でき、現在、みあこネットでは登録者数が4000人を超えております。

【概要】京都において、インターネット利用者や無線インターネットへの様々なサービス・ビジネスの研究、開発、運用、ビジネスを行っている事業者・団体・個人のグループで、NPO、大学、民間企業、行政が協力して情報自由都市づくりをすすめている。
【運営主体】特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター(所在地:京都市中京区、代表理事:高木治夫、URL:http://www.sccj.com/)
【運営体制】
 事業統括責任者:高木治夫(特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
 事業運営責任者:岡部 寿男(京都大学学術情報メディアセンター 教授)
 総括技術責任者:藤川 賢治(京都大学大学院情報学研究科助手)
 技術運用責任者:古村 隆明((財)京都高度技術研究所研究員)
 担当顧問   :今井 賢一(スタンフォード日本センター理事)
         國領 二郎(慶応大学環境情報学部教授)
         辻  正次(大阪大学大学院 国際公共政策研究科教授)
 協力会員   :(財)京都高度技術研究所
         京都大学
         社会福祉法人京都ライトハウス
         モバイルインターネットサービス株式会社
         日本通信株式会社
以上

【 この件に関するお問合わせは下記までお願いいたします 】
<プレス関係>
日本通信株式会社 マーケティングコミュニケーション部:赤澤
TEL: 03-5475-7130 / FAX: 03-5475-7112 / e-mail: jcipr@j-com.co.jp
<一般のお客様>
日本通信株式会社 コールセンター
TEL: 03-5475-7117 / e-mail: helpdesk@j-com.co.jp

【 みあこネットを使った企業内LAN、学内LANへのVPN接続導入について】

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