プレスリリース


2003年7月29日
特定非営利活動法人
日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)


公衆無線インターネット「みあこネット」が更に使いやすくなりました!
  企業で幅広く使われているVPNに対応

 VPNとは、外出先などから自社内ネットワークへ安全に接続する通信技術のことで、企業向けサービスとして今年に入り非常に注目されています。今回「みあこネット」では全基地局においてVPN対応が可能となり、「みあこネット」利用エリアから、普段お使いのVPNネットワークに、無線LAN規格(802.11b)を用いて快適に、そして安全に接続することができるようになりました。

VPNご利用ご案内ページ http://www.miako.net/owner/vpn.shtml

<特徴>

■高いセキュリティ
 高いセキュリティを確保しているため、みあこネットの基地局のある場所ではいつでもどこでも、安心してVPN接続を通したコミュニケーション出来る環境が実現します!

■VPNでの利用
 外出先にみあこネット基地局があれば、いつもお使いのVPNを利用して、自社内のネットワークに接続することができます。利用するには、いつもお使いのVPNのID、パスワードを、そのまま利用できます。(「みあこネット」のアカウントは、一切不要です。)

■会議室、訪問先、取引先での利用
 「みあこネット」の基地局を自社の会議室に設置すれば、自社内利用者にはいつもお使いのVPNで企業内LANへ普段と変わらないアカウントで接続することができ、来客に対してはインターネット接続サービスとして、「みあこネット」のアカウントでインターネットを提供できます。この場合、来客のデータはVPNのひとつであるPPTPにより暗号化され、みあこネットのサーバを経由してインターネット網へ接続されるため、途中経路の無線LAN区間・有線LAN区間を問わず盗聴・なりすましなどの心配なしに安心してご利用いただけます。
 また、ご訪問先、取引先に「みあこネット」の基地局を設置の場合でも、いつもお使いのVPNアカウントで利用出来ます。つまり、「みあこネット」の基地局はどこでもお使いのVPNを利用でき、快適にネットを利用出来るわけです。
 「みあこネット」の基地局は、既にインターネット回線がある場所なら接続するだけで、その場所がみあこネットの利用エリアになります。

■接続数について
1基地局あたり、同時接続可能なVPN接続は最大30となっており、VPNの種類にかかわらず同時利用可能です。

■利用可能なVPN
・Microsoft PPTP
・Intel VPN
・Cisco VPN
・CheckPoint VPN
希望によりその他のVPNプロトコルにも対応致しますので、お問い合わせください。

■利用のイメージ
下記添付資料をご覧ください。

<事例紹介>

■VPNを利用した事例
いち早く導入された企業をご紹介します。
・日本通信株式会社 http://www.j-com.co.jp/prepaid/
 b-mobileで利用の同じID、パスワードで「みあこネット」エリアからインターネット接続が実現できています。
・株式会社堀場製作所 http://global.horiba.com/
 業務で利用のVPNを、「みあこネット」エリアから安全に自社ネットワークに接続され、業務に活かされる予定です。


<参考>

※VPN
VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット等のパブリックネットワーク上で仮想的に(Virtual)専用ネットワーク(Private Network)を構築する技術です。通常、「インターネット」という共有ネットワーク上での通信は、専用線で直結したときの通信と同様の安全性は確保できません。しかし、VPNは拠点間で行われる通信を暗号化することで、インターネット上であっても機密性の高い通信を行うことができます。ネットワーク規模の大小を問わず比較的導入が簡単なことや、距離に比例してコストが高くならないことから、VPNは企業ネットワークなどに多く採用されています。

※みあこネット www.miako.net
2002年5月10日より、京都府において無線基地局を設置し、IEEE802.11bの規格を利用した無線インターネット接続の実証実験を行っている。無線LANカードや無線LAN機能を内蔵したノートパソコンが必要ですが、みあこネットをご利用にあたっては無料で実験に参加でき、現在、みあこネットでは登録者数が4,700人を超えております。

【概要】京都において、インターネット利用者や無線インターネットへの様々なサービス・ビジネスの研究、開発、運用、ビジネスを行っている事業者・団体・個人のグループで、NPO、大学、民間企業、行政が協力して情報自由都市づくりをすすめている。
【運営主体】特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター(所在地:京都市中京区、代表理事:高木治夫、URL:http://www.sccj.com/)
【運営体制】
 事業統括責任者:高木治夫(特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター代表理事)
 事業運営責任者:岡部 寿男(京都大学学術情報メディアセンター 教授)
 総括技術責任者:藤川 賢治(京都大学大学院情報学研究科助手)
 技術運用責任者:古村 隆明((財)京都高度技術研究所研究員)
 担当顧問   :今井 賢一(スタンフォード日本センター理事)
         國領 二郎(慶応大学環境情報学部教授)
         辻  正次(大阪大学大学院 国際公共政策研究科教授)
 協力会員   :(財)京都高度技術研究所
         京都大学
         社会福祉法人京都ライトハウス
         産経新聞社
         龍谷大学
         佛教大学
         大阪大学
         慶應義塾大学
         神奈川県視覚障害者情報・雇用・福祉ネットワーク(View-Net神奈川)
 企業会員   :株式会社アイ・オー・データ機器
         オムロンフィールドエンジニアリング株式会社
         松下電器産業株式会社
         日本通信株式会社
         インテル株式会社

この件に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

特定非営利活動法人
日本サスティナブル・コミュニティ・センター
田阪
Tel: (075)-257-3777
E-mail info@sccj.com


 <添付資料>

みあこネットの基地局のある利用エリアからは、自社のネットワークに安全に、いつもお使いのVPNを利用し、接続することが可能です。
たとえば、出張先や取引先にみあこネットの基地局がある場合、そこから自社のネットワークに対し、基地局を設置している出張先のネットワークには危害を与えず、VPN接続を行うことが出来ます。
外部者に対してネットワークを解放していない出張先からは、ネットワークを利用して自社にVPN接続をすることは許されていません。また、ネットワークの利用が可能であっても、VPN接続を複数行うことが不可能である可能性があります。
みあこネットの基地局は、公衆のインターネット端末としてこれらの不可能を可能にし、どこでも安全、手軽にVPN接続を行うことが可能になりました。

・プレスリリース印刷用ワードファイルダウンロード

 

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